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気候学国際研究センター

センターの未来像

本センターの研究は、日本における気候研究のシンクタンクのみならず、アジア諸国における気候研究をリードする拠点として展開可能である。新たに設置予定の高密度気象観測機器や静電界計測を活用した積乱雲観測システムによる都市気候に関連する知見の創出や、地域気候モデル研究との連携による都市の気候環境に関する新たな研究の展開、またこれまで気象学や気候学の背景をもった研究者による取り組みが少なかった都市の熱中症の問題に関しても、都監察医務院等との連携により新たな研究の展開・創造が期待できる。さらにはアジアモンスーンの変動機構に関する研究や、首都圏を中心に推進するアジアモンスーンと都市気候という異なるスケールでの気候現象の相互関係に関する研究を展開していくことで、アジア諸国を巻き込んだ国際的研究を展開していくことが期待できる。

今後はアメリカ合衆国や中国、ベトナム、フィリピン等の大学、研究機関との共同研究交流をさらに深めていくと共に、アジア諸国を中心とした気候学・気象学研究機関とも連携して研究を進めていく体制の構築をはかっていきたい。

The Third International MAHASRI/HyARC Workshop in VietNamThe Third International MAHASRI/HyARC Workshop in VietNam