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気候学国際研究センター

センターの先進性

アジアモンスーン気候に関する研究や都市気候に関する研究は、国内の様々な機関で行われているものの、国際共同研究を主宰して実施している機関はほとんどなく、さらに空間的スケールが大きく異なる両者の研究を有機的に結び付けて取り組んでいる機関も他にはみられない。また本研究センターは、東京都と連携し大気汚染常時監視測定局などの稠密な気象観測網を用いた研究を行うと同時に、各種の都市気候観測機器を有し、独自の大気計測に基づく研究を推進してきた実績をもっている。

首都圏をはじめとする降雨特性に関しては、JR東日本研究開発センター防災研究所との共同研究を推進している。地域気候モデルによる研究にも積極的に取り組み、気候の地域的将来予測にも資する研究を展開中である。このような多様な研究方法論を展開可能な研究コミュニティは世界的にも希少であり、東京都立大学がその存在を世界にアピールできる重要な研究分野である。