言語の脳遺伝学リサーチコア
センターの未来像
人文社会科学や理工学というセンター構成メンバーの専門領域を跨いだ研究連携が充分に機能するようさらに環境を整えていくと同時に、それぞれの研究者の多様なバックグラウンドを活かし、様々な角度からの議論、研究を深める。また、人間の精神機能とその障害の生物学的基盤に関して、言語コミュニケーションの観点から研究を推進し、言語能力向上によるコミュニケーション能力の育成を提言していく。
東京都医学総合研究所のコホート研究と長期的に共同研究を進めるほか、将来的な成果を踏まえ、動物とヒトを繋ぐゲノム科学研究者を雇用し、遺伝子研究の推進体制を一層強化したい。言語関連遺伝子の解明は、言語障害や発達障害にまつわる臨床医療の現場においての客観的な言語機能を中心にした人間理解に与するだけでなく、エビデンスに基づく新しい診断方法の開発へと繋がると考えている。
開催した公開シンポジウム