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医工連携研究センター

センターの未来像

研究の実質的内容に関しては、以下のような展開・創造が考えられる。基礎医工学領域では、ナノ・マイクロ加工・材料生成技術をメカノバイオロジーに融合させることで、生命現象を引き起こす主要な因子を細胞レベルで同定し、その現象が個体に拡大・伝播する生命現象を詳細に把握する。

このなかで、そもそもナノ・マイクロ加工・材料生成技術をメカノバイオロジーに導入すること自体が、加工・材料工学のバイオ領域への展開・創造そのものである。そして、この融合研究の成果を積み上げ、発展させることにより、新たなメカノバイオロジーの方法論が確立されて行く可能性も高い。基礎医工学領域での大きな展開・創造が期待できるのである。臨床医療領域ではメカノバイオロジーでの知見をもとに、新規の医療デバイスやバイオマテリアルの開発を行う。場合によっては知見をもとに創薬の検討まで結びつく可能性もある。これらは新規デバイス・マテリアル・薬の開発であり、研究における展開・創造そのものである。また、それらの開発過程で、デバイス・マテリアル・薬の開発手法に新たな方法論を見いだせる可能性もある。さらには、そのような開発検討において、新たな生命現象等に直面し、その解決のためにメカノバイオロジーの新研究領域が開拓される可能性もある。