コミュニティ・セントリック・システム研究センター
センターの先進性
本研究センターでは、2015-2019年の5年間において、(1)コミュニティのための総合防災システム、(2)コミュニティのためのソーシャルロボティクス、(3)コミュニティのためのソーシャルビッグデータに関する研究開発を多角的な観点から行うとともに、海外の多くの大学と共同研究開発を進めてきました。その後、国内外の研究組織と研究開発を強化するために、国際研究環として、「計算論的システムケアに関する学際的国際研究(International Interfaculty Initiative in Computational Systems Care)」を実施し、「ソーシャルロボティクス」と「ソーシャルビッグデータ」に関する研究を展開してきました。本研究センターには、ビッグデータの分析・学習に関する各種方法論、分析・学習の結果に基づく情報支援、物理支援を行うための情報技術とロボット技術に関する研究者が集結しており、本研究センター内で連携することにより、ソーシャルビッグデータの分析と活用を両輪とするコミュニティ・セントリック・システムに関する様々な研究開発が行える体制を整えています。さらに、国内外の大学や企業の研究者と連携しながら、研究開発と実証実験が実施でき、実用化を目指したプロトタイピングまで行える点が本研究センターの特色でもあります。特に、東京都立産業技術研究センターや東京都健康長寿医療センター研究所、東京都医学総合研究所など、東京都の研究施設との連携により、本学の重点課題である「都市環境の向上」と「活力ある長寿社会の実現」を目指し、学習や予測に関する計算論的研究、要素技術の体系化や実用化を目指したシステム論的研究を両輪とする研究開発を推進しています。さらに、本研究センターの特徴として、グローバル化とダイバーシティを考慮した組織構成もあげることもでき(50%以上)、毎年、国内外の著名な研究者を招聘し、International Symposium on Community-centric Systemsを開催するとともに、複数の国際会議でSpecial Sessionを企画し、コミュニティ・セントリック・システムに関する研究コミュニティの更なる連携と発展を目指しています。