島嶼火山・都市災害研究センター
白井正明
堆積学の立場から火山噴出物の再移動による災害の研究に貢献する
准教授 白井正明
東京都立大学大学院
都市環境科学研究科
地理環境科学域 理学博士
東京都立大学大学院
都市環境科学研究科
地理環境科学域 理学博士
2009年より本学の都市環境科学研究科 地理環境科学域に在籍し,地球科学の中でも特に,地層やそれを構成する砂粒や石ころを研究対象とした「堆積学」を専門にしています.メインの研究テーマは「川から深海までの砂の旅」,現在/過去の河川-海岸-深海(陸域近傍)を対象に,砂粒の様々な特性を利用して土砂粒子の運搬-堆積過程の復元を試みています.火山災害研究センター構成員としての研究対象は,噴火活動そのものよりも,噴火の直後に発生するであろう『ラハール(火山泥流や火山噴出物による土石流)』についてということになります.ラハール堆積物の研究をもとに,テーマA(基礎型研究)の中でも,「火山噴出物の再移動による災害の研究」について貢献できると考えています.
また以前の勤務先が東京大学海洋研究所(当時)でしたので,伊豆諸島などの島嶼部周辺の海域における調査(海底堆積物の採取)の必要が出てきた際には,なにがしかのお役に立てると思います.